iHerbで行われるセールの中でも代表的なものとして、週替わりで特定のブランドに対してセールが開催されていることをご存知でしょうか？ご存じでない方のために簡単にご紹介しますと、iHerbでは毎週複数のブランドに対して20%割引きのセールを開催しています。対象ブランドは日本時間の毎週木曜日午前3時（サマータイム時は午前2時）に切替ります。以後一週間に渡ってこれらのブランドは20%割引となります。この割引は他の割引とも併用可能なもので、例えば初回割引クーポンや複数個購入割引とも同時に利用可能です。かなり効果的な割引であることがご理解いただけると思います。
このように、消費者にとってはありがたいセールですが、問題は自分が購入したいブランドがいつセールになるか分からないことです。例えば、アイハーブで買い物をしてから暫くして、買ったばかりのブランドが20%割引になっていることに気が付いてがっかりするという事はよくあります。でも、どのブランドが20%割引になるかということは、普通に考えると消費者には事前に分かりようがありません。購入したいブランドが実際にセールになったタイミングで余分に買い貯めするしか方法がないのでは？と思っていました。ところが、長年iHerbを利用するうちに一定の傾向があるのではないかと考えるようになりました。その傾向を私なりに分析したのが今回の企画です。
まず過去1年間に週替割引の対象になったブランドを解析しました。その結果、割引対象となったブランドが出現する頻度について例外なく次の4つのパターンのいづれかにあてはまることが分かりました。1年に4回（約三ヶ月毎）、3回（約四ヶ月毎）、2回（約半年毎）、1回のみ。もし、この出現間隔が正確に期間通りにローテーションしているとしたら、20%割引となるタイミングを完全に予測できることになりますが、実際にはそうではありません。例えば、1年に4回出現するブランドがあったとして、あるタイミングでは短期間で現れ、あるタイミングでは少し長期間になったりと、間隔にはゆらぎがあります。そこで、このブログでは以下のような表現をもって20%割引の予測としたいと思います。
【ブランド名】
1. 前回出現週（前回出現から現時点までの経過週数）
2. 前々回出現週（前回出現までに要した週数）
3. 年間の出現頻度（平均）
4. 出現レシオ = （年間出現頻度 – 前回出現から現時点までの経過週数）＋（前回出現までに要した週数 – 前回出現から現時点までの経過週数）
具体的な例で示しますと、
【Out of Africa】
1. 2015/02/19 （3）
2. 2014/11/13 （14）
3. 13
4. 21
となります。Out of Africaは石鹸やボディソープなどバス用品を扱っているブランドで日本でも一定の支持を集めているかと思います。このブランドについて見てみますと、2/19～からの週に20%割引対象となりました。それから毎木曜日を週の切替とみると今日までに3週間経過していることになります。ですので、項目1は「2015/02/19」と括弧の数字は3です。次に前回割引までに要した週数をみると、2014/11/13～の週に20%割引となっています。これが2015/2/19～に再度割引きとなるまで14週を要したので、項目2は「2014/11/13」と括弧の数字は14になります。次の数字は年間の出現頻度です。Out of Africaは2014年3月から2015年2月までに4回、週替割引対象となりましたので、1年52週を4で割った数字が13となり、平均的にみると13週に一度割引対象になりました。ですので項目3の数字は13です。ここから何が読み取れるか考えてみますと、年間の出現頻度といった側面から予測すると、Out of Africaは13週に一度割引になっていますから、このことから考えると次に週間割引の対象となる時期は10週後となります。また前々回から前回まで割引になるまでに14週間掛かっていますから、前回の実績から予測すると、次の割引対象となるまで11週要することになります。これらふたつの数字を足したものを一種の指標として用いることとし、名称を「出現レシオ」としました。出現レシオの値が低くなればなるほど、次回の週間割引きになる可能性が高いということになります。
ここまでが「20%割引予測」の説明になりました。
次回からは日本で人気のあるブランドをピックアップしながら、定期的に割引予測を行っていきたいと思います。
